【過去に実際にあった!】預金封鎖とは一体何なのか?日本で起きたことのある真実

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データ分析
こんな人におすすめ!
  • 預金封鎖って銀行からお金が下ろせなくなることなの?と思っている人
  • 過去の日本でも実際に預金が引き出せなくなったってことを知らない人
  • いつ預金封鎖が起こるのか知りたい人

に向けた記事内容になっています。

土偶
土偶

過去の日本で本当に預金封鎖があったことに本当かよと思っている人は多いかと思います、わたし自身も同じくでした。

今回の記事を見ることで、預金封鎖とは何なのか?いつ起こったのか?など少しは詳しくなれる内容になっています。

そもそも預金封鎖とは何か?

その名目通り、預金者が銀行から自分の預金を下ろせなくなることである。

赤字でデフォルト(倒産)しそうな日本を救う最後の手段として、預金封鎖が行われる可能性もゼロではない」と言われ始めてきている。

仮に日本で起きた場合、メガバンク、地方銀行、ネットバンクなど全てがその対象となる。

金融機関による預金封鎖と政府による預金封鎖がある。

金融機関による預金封鎖

は経営危機説の流布によ李、多くの預金者が預金を引き出そうと殺到する。

そのため、経営健全と評価されるまで一時的に金融資産の引き出しを制限することを言う。

政府による預金封鎖

政府において財政が破綻寸前になった場合、銀行預金などの国民の資産を把握することを目的。

個人資産に対して税金を掛けて政府収入にあてることで、破綻から免れようとすること。

主な目的

主な預金封鎖の目的は2つある。

国民資産への課税を行い、税金徴収する

財政改善のために国が国民の財産を把握し資産税を課すことであることは一般的に周知されている。

市場へのお金の流れを制限し、ハイパーインフレを抑制

市中に出回るお金の量が減るため、インフレ抑制効果が期待できる。

ブラジルやアルゼンチンが預金封鎖を行う前は、まさにハイパーインフレの状態で、それを鎮めるためにこの政策を行った。

ハイパーインフレが起きると、国民にはどんな負担がのしかかってくる。

ジンバブエ。GDPの2割以上にのぼった貿易赤字を解消するために、お金を刷りまくった結果、激しいインフレが発生。2008年11月に、インフレ率は月間796億%に。

物価が2倍になるスピードは、24.7時間、つまり約1日です。1日目に100円だったミネラルウォーターが、翌日になると200円、3日目には400円、1週間後には6400円になる。

仕組み

政府が国民の資産を凍結させる、移動できないようにする。

国民の預金額を政府が把握した後、その資産に預金税、資産税などお税金をかけて、銀行口座の預金から直接、税を徴収する方法。

預けているお金から直接取られるため、税金を支払いたくなくても、拒否は不可避。

いつ日本で起こったのか?

ではいつ日本で預金封鎖実行されたのだろう。

戦後まもなく

1946年2月、インフレ防止の金融緊急措置令として、預金の一般引き出しを禁ずる預金封鎖が発動された。

10円以上の旧円を3月2日以降無効とし、翌3日から新円のみ使用が許可。

インフレ回避

戦後日本は食料や物資が非常に乏しく、ハイパーインフレを起こしていた。

政府の指針として、インフレを抑制することと、膨大な国債を賄う為に預金封鎖を実行した。

国の財政状況は軍事費支出の影響が色濃く残り、非常に落ち込んでいた。

課税制度導入

1946年3月「財産税」を導入。

財産所有額が10万円を超える国民に対し、25%〜90%の課税を実施。

世界では預金封鎖は起きている

何と世界では、過去に6つの国が預金封鎖を実施している。

  • 1946年日本
  • 1990年ブラジル
  • 1998年ロシア
  • 2001年アルゼンチン
  • 2002年ウルグアイ
  • 2013年キプロス

ブラジルでは、コロールプラン発動

コロール大統領が計画した預金封鎖であることから、このような名になった。

1989年、当時ブラジルの物価は前年比で20倍となるインフレに陥っていた。

翌1990年の3月に預金封鎖が実施。ブラジルのすべての金融機関が閉鎖。

コロールプランは「ハイパーインフレ」に対抗するための緊急措置として発動。ブラジルの通貨が「クルゼイロ」から「レアル」の切り替えが行われた。

ちなみにクルゼイロの価値はゼロ。

2013年キプロス

当時キプロスはロシアの富裕層からの資金を多く持っており、その資金を運用目的でキプロス外に貸し出していた。

しかし、キプロスの貸し出していた主な相手国が繋がりの深いギリシャ。

キプロスはギリシャの国債を大量購入、のちにギリシャ財政破綻で連鎖的にキプロス金融危機となった。

この際、キプロス政府は預金封鎖を実行したのである。

いつ預金封鎖が起こるか予想不能

預金封鎖はある日突然、まったく前触れもなく行われるため、予測は不可能である。

国民に悟られないようにする

国民が事前に預金封鎖の情報がリークされて耳にとといた場合、国民は直ちに、

預金を引き出す海外送金する現物資産の購入などをするのだはないか。

政府の主目的は国民の資産を把握して、それに準じた税金をかけることであるに、バレてしまっては意味がない。

そのため、国民にバレないことが絶対条件である。

期間も不明

封鎖が行われる期間がどれくらいになるのかということも予想不可能。

ちなみに日本の預金封鎖は、資産が凍結された状態が約2年続いた。

まとめ

預金封鎖を理解
  • 預金者が銀行から自分の預金を下ろせなくなること
  • 財政が破綻寸前になった場合、銀行預金などの国民の資産を把握することを目的
  • 国民資産への課税を行い、税金徴収する、市場へのお金の流れを制限し、ハイパーインフレを抑制
  • 日本では、1946年2月、インフレ防止の金融緊急措置令で預金封鎖
  • 過去に6つの国が預金封鎖を実施
  • 預金封鎖は予測は不可能

終わり

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