- そもそもトレード・デスクのサービスを知りたいと思っている人
- トレード・デスクの利益性と収益基盤を知りたい人
- 今後のトレード・デスクの成長性に見込みがあるのかを知りたい人
に向けた記事になっています。
ぜひ最後までご覧いただけたら幸いです。

近年のデジタル広告に関する進歩は凄まじい勢いであります、自分自身でも実感している土偶です。
適切なフォーマット広告をその適切な閲覧者に的確にデバイスに表示させる、そして広告主のマーケットも確保しているとなれば儲からない理由はなくね?と考えるのではないでしょうか?
トレード・デスクは米国の広告データ企業。
広告代理店に広告目録などの管理を可能にするテクノロジーを提供し、顧客が大画像ディスプレイ、ビデオ、ソーシャルメディア、コンピュータ、モバイルなどを通じ、デジタル広告キャンペーンを管理するプラットフォームを展開する。
企業概要

社名:The Trade Desk Inc
所在地:米国 カリフォルニア州 ベンチュラ
創立:2009年11月
上場市場:NASDAQ
カテゴリ:IT & Communications
CEO:Jeff T. Green
従業員数:1,545人
公式HP:www.thetradedesk.com
広告の購入者に力を与えるテクノロジー企業。
広告枠の購入側のみに焦点を当てた独立系メディア・バイイング・プラットフォームを構築することに着手。
アメリカに10拠点。
その他世界12か国(イギリス・フランス・ドイツ・スペイン・カナダ・中国・韓国・シンガポール・インドネシア・オーストラリア・日本)に展開。
主な提供サービス
広告主にセルフサービスのクラウドベースのプラットフォームを提供し、複数のデジタルチャネルで広告キャンペーンの作成および管理が可能。
DSPプラットフォーム企業
トレードデスクは広告枠のバイサイド向けに特化したDSPプラットフォーム企業である。
DSPはDemand-Side Platformの略で、広告主の広告効果最適化を目指すプラットフォームのこと。
広告枠の買い付けや配信、クリエイティブ分析までを自動で行い、最適化を行う。
広告主はターゲットや予算の設定、広告クリエイティブの入稿をすれば、低い出稿金額でより高い売上を上げるために最適な広告配信を一元管理する。
デジタル広告の購入者が、さまざまなフォーマットやデバイスからデジタル広告のキャンペーンを購入するために、トレード・デスク(TTD)のシステムを使用のである。
トレード・デスクの強み
トレード・デスクの広告システムでは、リアルタイムに広告の価格設定を行いフォーマットやデバイスに対して最適化されるのが特徴。
広告購入者は、ディスプレイ、ビデオ、オーディオ、ネイティブ、ソーシャルなどの広告フォーマット全体で、より表現力豊かなデータ駆動型デジタル広告キャンペーンを作成、管理、最適化するのである。
225以上のパートナーと契約

プレミアムセレクションのデータ、在庫、ブランド安全プロバイダーにアクセスしている。
沿革
2012年 Facebookのリアルタイムビッダー(RTB)広告プラットフォームであるFacebookExchangeの立ち上げにアルファパートナーとして参加
2015年 The Trade Deskは、フォーブスによってアメリカで最も有望な企業のトップ10に選抜
2017年 OpenRTBSupplyChainの創始者のメンバーになり、これは、プログラマティック購入の透明性を提供し、購入者が入札リクエストのすべての販売者または再販者を確認
2018年 新しいAIツール、AI予測エンジンであるKoa を発表またユニバーサルCookie識別サービスとして独自の統合IDソリューションも導入
プログラマティック広告
システムを使って売買された広告配信のこと。
そもそもプログラマティック広告が分からない
リアルタイムで広告枠の入札を自動的に行い、広告を表示する仕組みのことで、自動売買広告表示システムみたいな感じである。あくまでプロセスを指す。
予算や入札枠の上限などのあらかじめ指定した条件をもとに自動で広告枠の買い付けを行い、広告を表示する仕組みをいう。
「1クリックあたり◯◯円」といった形で契約するものが多く、広告枠の売買はリアルタイムのオークション形式が多い。
ディスプレイ広告の世界規模
世界におけるデジタル広告への支出は、2017年の2290億ドルから2021年3600億ドルまで成長し、広告市場の約半分を占めることが予想。
またデジタル広告調査会社のeMarketerは、米国の広告主が2021年中にプログラマティック広告に800億ドル近くを投資し、2020年から16.5%増加すると予測。
今後数年間で、TTDはデジタル広告の成長から恩恵を得ることが可能だろうか?
CEO Jeff Terry Green という人物(ジェフリー・テリー・グリーン)

1977年 米国生まれ。
南カリフォルニア大学でマーケティングコミュニケーションの学位を取得。
ソルトレイクシティに拠点を置くマイクロソフトのMSN部門でテクニカルアカウントマネージャーとしてキャリアをスタートさせる。
2003年 デジタル広告にプログラマティック取引をもたらすためにAdECNを設立。
オンライン広告交換プラットフォームを提供。
当社は、オンラインディスプレイ広告を売買するためのリアルタイムのオークションベースの中立的な取引所を提供する。
AdECNを使用すると、広告主はターゲットオーディエンスに対してより効果的にマーケティングを行うことができ、Webサイト運営者は広告の収益を増やすことが可能。
AdECNは世界中の顧客にサービスを提供。
2007年7月にMicrosoftがAdECNを買収した。
2007年 Microsoftに販売した最初のデマンドサイド広告交換サービスになり、AdECNExchangeのCOOに就任。
2009年 マイクロソフトの元従業員であるDave Picklesと共同で、第2世代のプログラマティック広告テクノロジー企業であるThe TradeDeskを設立。
2016年9月 The Trade DeskはIPO(NASDAQ:TTD)を開始。
2019年 デジタル広告の概念に関する教育ビデオシリーズを立ち上げた。
TheTrade Deskの財務
2021年6月30日の第2四半期の決算

顧客の観点からは、世界をリードするブランドとその代理店の多くが私たちのプラットフォームに参加したり、私たちとの関係を拡大したりしました。
これと、第2四半期の力強い国際的成長により、私たちは非常に楽観的な見方をすることができます。また、最近、当社の歴史上最大の製品発売である新しい取引プラットフォームであるSolimarを発売しました。
Solimarを使用すると、広告主は今日、目の前にある多くの機会を利用できます。
ファーストパーティデータのシンプルで安全なオンボーディングなどの機能を備えています。
業界で最も先進的なクロスチャネル測定市場。
そして、高度なマルチレベルの目標設定により、KOA AIテクノロジーがトレーダーのキャンペーンを最適化できるようになります。
The TradeDeskの創設者兼CEOであるJeffGreen
まとめ
- デジタル広告キャンペーンを管理するプラットフォームを展開
- 広告枠の購入側のみに焦点を当てた独立系メディア・バイイング・プラットフォームを構築することに着手
- 広告枠のバイサイド向けに特化したDSPプラットフォーム企業
- 米国の広告主が2021年中にプログラマティック広告に800億ドル近くを投資し、2020年から16.5%増加すると予測
- AI予測エンジンであるKoa を発表またユニバーサルCookie識別サービスとして独自の統合IDソリューションも導入
おわり

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