【胴元が儲かるシステム】保険もギャンブルの一角 テラ銭とはどういう事ですか?的な話をしてみようと思う。

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つぶやき
こんな方におすすめ!
  • そもそもテラ銭って言葉は聞いたことはあるけど、よく分からない人
  • ギャンブルはしないけど、胴元の儲かる仕組みを知りたい人
  • 保険屋はギャンブルの兄弟なのかを考えている人

に向けた記事内容になっています。

土偶
土偶

ギャンブルは全くやらない土偶です。

というか、株式投資はギャンブルじゃね?と考えている人がまだ世の中に蔓延っていると考えてただけで、リテラシー低くwって思ってしまいます。

「テラ銭」聞き慣れない言葉ですが、ギャンブル以外でも考えを波及できますので要チェックの言葉です。

そもそもの語源は寺に支払うお金

ギャンブルが行われる場合に、それが行われる場所を提供する者に対して支払われるお金のことをテラ銭という。

簡単に言えば運営費をあらかじめ賭け金に上乗せした状態で支払いを行なってると考えるべきである。

かつては寺社が賭博場

賭博は寺社の境内を利用して行われていたので、賭博での儲けの一部を寺社の使用料の名目として寄進していたのがそもそもの始まりであった。

江戸時代には、都市部を中心として徐々に宗教へ関心を持たなくなり、新年のお賽銭など、特別なイベントのときを除いてお布施を行わなくなってきてしまったとか。

そこで考えられたのが「富くじ」という今でいう「宝くじ」にあたるギャンブルが登場

その売上金から、必要経費と利益を差し引いて、当選金を支払うシステムを構築。

現在は公営・民間共に場所を提供する団体企業は多くあるので、寺社に寄進するという行為が薄れているわけだが、実際には経費とし差し引かれて金額を指す。

ギャンブルの利益を意味する

ギャンブルの運営には、施設の設備費や人件費など、一定の必要経費が掛かる。

ギャンブル運営の必要経費やギャンブル運営者が得る利益のことを指す。

ギャンブル毎のテラ銭の割合

以前「期待値」とは何かを解説した記事内にも出てきてはいるが、再度、各種ギャンブルのテラ銭割合を確認したい。

以下に記事を掲載しているので合わせてご確認を願いたい。

宝くじ、サッカーくじ

約50%

「年末ジャンボ宝くじ」や「サマージャンボ」「toto」「BIG」などの宝くじ系の売上金の約半分が、設備費人件費などの必要経費やギャンブル運営者の利益となって初めっから差し引かれた状態でゲームスタートとなる。

公営ギャンブル

約25%

競馬・競輪・ボートレース・オートレースなどの公営ギャンブルは払戻金が一時所得となり課税対象なので、実際の「テラ銭」は40%以上となるケースもある。

民間ギャンブル

約15%

パチンコ・スロットなどが民間ギャンブルとして認識されているが、ラスベガス・マカオなどのカジノも民間ギャンブルとして営業をしてる。

海外カジノのテラ銭は約5〜10%ほどである。

友人知人同士の賭け麻雀やゴルフはどうなのか

胴元となる運営者が不在のため、テラ銭割合は0%である。

ちなみに、と言うか…

仲間内で賭けようと野球賭博や相撲賭博であろうと、賭博行為は犯罪である…

 刑法185条(賭博)

賭博をした者は、50万円以下の罰金又は過料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りではない。

 刑法186条(常習賭博及び賭博場開張等図利)

① 常習として賭博をした者は、3年以下の懲役に処する。

② 賭博場を開帳し、又は博徒を結合して利益を図った者は、3月以上5年以下の懲役に処する。

全てのギャンブルは胴元が儲かる仕組み

運営している状況、赤字覚悟で経営している運営者はいないことは考慮しても、胴元に支払う手数料は必ず支払われている。

参加料を織り込んだ賭け金を払っている

胴元が必ず儲けが出ると言う条件で、賭け参加者のゲームはスタートする。

胴元の売上金の一部は、人件費・運営費・広告費等に当てられる。

胴元も経営しなくてはいけないわけでして

上記すべては運営元から出ていくお金。

賭けに対して、どれだけの手数料をとられるかを控除率という、またはハウスエッジと呼ばれる。

そうこれこそがテラ銭の正体である。

みんな大好き保険のテラ銭論

保険とギャンブルは基本的に仕組みは同じである。

パチンコやスロットなどのギャンブルはダークな一面という認識が蔓延り、保険はクリアであるとみなされているのだろうか

その本当の理由は、不明である。だが、恐らく保険が、困ったときに人を助けるという人助けの性質(いわゆる保証の性質)を持っているからに違いないと思う。

保険のルーツはギャンブルである

初めての保険は、ロイズの元になったカフェで、香辛料貿易のためにアジアに行った船が帰ってくるかどうかを賭けたことから始まったと言われている。

いくら航海が危険な時代でも無事に帰ってくる可能性のほうがいくらかは高いはずであるので、オッズは無事に帰ってくるほうに賭ける方が低くなる。

無事に帰ってくるほうに賭ける人は資金量の多いお金持ちとなり、これがのちの保険会社に発展していくのである。

利益を出している保険屋は儲かる

保険会社の商品設計は、さまざまな角度からの確率論から保険料が算定される。

そして豪華な俳優が登場するコマーシャルの制作費や高額な役員をはじめとする社員の人件費を支払っても利益を出せる会社である。

果たして、保険屋は最大の賭博場であるのか?

まとめ

テラ銭は胴元への手数料
  • テラ銭とは賭博が行われる場所を提供する者に対して支払われるお金のこと
  • 江戸時代は賭博での儲けの一部を寺社の使用料の名目として寄進
  • 仲間内で賭けようと野球賭博や相撲賭博であろうと、賭博行為は犯罪
  • 胴元が必ず儲けが出ると言う条件で、賭け参加者のゲームはスタート
  • 保険とギャンブルは基本的に仕組みは同じ

終わり

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