- ロケット・ラブとは一体どのような企業なのか知りたい人
- ロケット・ラブの主なロケットと能力を知りたい人
- 今後のロケット打ち上げ産業に関して興味がある人
に向けた記事になっています。
ぜひ最後までご覧いただけたら幸いです。

民間の宇宙開発競争が激化しているこの頃、いかに安く打ち上げれるかが今後の課題のようです。土偶です(@doguu_portfolio)
月、火星、金星に民間でいかに早く到達できるかに焦点が当たっている様に感じます。どの企業が今後の宇宙開発の覇権を取るのでしょうか
Twitterやっているよ、フォローよろしくね。
ロケット・ラブUSAは米国の航空宇宙企業。
民間、防衛、商業市場向けにロケットや宇宙船の開発・製造に従事する。
同社のエレクトロンロケットは民間企業や公共機関向けに 100機以上の衛星を軌道上に投入している。
また、フォトン衛星プラットフォームはNASAの月・火星探査や民間初の金星探査ミッションに採用された。
同社は新たなロケット「ニュートロン」の開発を行っている。
企業概要

社名:Rocket Lab USA Inc
所在地:米国 カリフォルニア州 サンフランシスコ
創立:2006年(ニュージーランドで創業)
上場市場:NASDAQ(2020年7月上場)
カテゴリ:Other
CEO:Alexander R. Slusky
従業員数:
公式HP:https://www.rocketlabusa.com
フレキシブルな打ち上げオプションを念頭に、同施設は成長中の小型衛星マーケットに対応すべくデザイン。
ElectronおよびNeutronロケットとPhoton衛星プラットフォームを設計および製造従事。
Photonは、NASAの有人宇宙飛行ミッション「アルテミス(Artemis)」と同じ月軌道にCAPSTONEを投入する予定。
主な事業
信頼性の高い打ち上げサービス、宇宙船コンポーネント、衛星、その他の宇宙船および軌道上管理ソリューションを提供。
宇宙へのアクセスをより速く、より簡単に、より手頃な価格で実現。
エンドツーエンドの宇宙企業
ロケット・ラブUSAはエンドツーエンドの企業である。
「両端で」「端から端まで」という意味の英語表現。
E2E(イーツーイー)と呼ばれることもある。
研究開発(R&D)を始点として、顧客に新製品が届くところを終点と考える新製品開発の流れをEnd to Endとしてとらえる。
Electron


人工衛星打ち上げ用の小型液体燃料ロケット。
軽量化のため、ロケット本体は炭素繊維強化プラスチック (CFRP) で製作。
第1段、第2段とも推進剤はケロシンと液体酸素。
Neutron

ペイロードが中規模の再利用可能な次期ロケット「Neutron」に関する計画を発表。
高さ40メートル(131フィート)、直径4.5メートル(14.7フィート)のフェアリング、最大8,000 kg(8メートルトン)のリフト容量を備えた2段ロケット。
衛星メガコンステレーション、深宇宙ミッション、および有人宇宙飛行のための信頼性が高く費用効果の高い打ち上げサービスを提供する予定だ。
2029年までに打ち上げられると予測されるすべての衛星の98%を打ち上げる能力を有す。
Introducing Neutron – our new 8-ton class reusable rocket tailored for mega constellations, deep space missions and human spaceflight. Learn more: https://t.co/dews8XwdAM pic.twitter.com/R9NqltSHTF
— Rocket Lab (@RocketLab) March 1, 2021
2021年月着陸ミッション、2023年に金星へ
次期宇宙船のPhoton Lunar(フォトン・ルナ)に搭載する新しいエンジンのテスト段階に入っている。
月の周回軌道上に構築される宇宙ステーション
NASAに代わって月にペイロードを打ち上げる契約を獲得、月周回軌道や他の深宇宙の目的地へと小型衛星を投入する機会の増加が今後あるだろう。
NASAの月探査ミッションはLunar Gatewayと呼ばれる軌道ステーションを建設し配置がある。

金星に無人大気探査機を送り込む

金星へのミッションでは同社の宇宙船「Photon」(フォトン)の改良版が使われる予定。
Photon自体が金星軌道に入ることはなく、探査機を発射する。
探査機は時速38,600km以上のスピードで金星の大気圏に突入し、降下の間に大気中でサンプルを収集、データをPhotonに送信。
金星は雲は腐食性の硫酸でできているし、大気の高層では風が竜巻のような速さで吹き荒れている凄まじい環境。
顧客

NASAや国防高等研究計画局(DARPA)など政府機関関係が多い。
Vector Acquisition Corporationとの関係
Vector Acquisition Corporation(Nasdaq:VACQ)
投資家であるAlexSluskyが率いるブランクチェック会社。
合併により上場
2021年3月Vector Acquisition Corporationとの合併により上場へ、合併契約を締結。
打上げ、宇宙システム、宇宙利用の市場は2030年までに1兆4,000億ドルに成長すると予測。
2021年8月25日より普通株式「RKLB」およびワラント「RKLBW」をNasdaqで取引開始。
ロケット・ラブUSAの財務



まとめ
- 民間、防衛、商業市場向けにロケットや宇宙船の開発・製造に従事
- 信頼性の高い打ち上げサービス、宇宙船コンポーネント、衛星、その他の宇宙船および軌道上管理ソリューションを提供
- Neutronは衛星メガコンステレーション、深宇宙ミッション、および有人宇宙飛行のための信頼性が高く費用効果の高い打ち上げサービスを提供
- 顧客はNASAや国防高等研究計画局(DARPA)など政府機関関係が多い
- 打上げ、宇宙システム、宇宙利用の市場は2030年までに1兆4,000億ドルに成長すると予測
おわり

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