- そもそもローズタウン・モーターズとは何かを知りたい人
- 電気自動車(EV)のピックアップトラックの収益性に関して関心がある人
- 今後の電気自動車(EV)のピックアップトラック事業の将来性に興味のある人
に向けた記事になっています。
ぜひ最後までご覧いただけたら幸いです。
昨今のSDGｓに先駆けて脱炭素化社会の構想の元にEV産業が加熱してきていると実感している土偶です。
さて、ピックアップトラック業界でもEV自動車の開発は進んでいる模様です。
ローズタウン・モーターズは米国の電気自動車メーカー。
主に電気自動車(EV)のピックアップトラックの製造・販売に従事する。
旧ゼネラル・モーターズの工場を使用し、荷台の大きなフルサイズで標準デザインのEVピックアップトラック「エンデュランス」を製造する。
販売先として業務用市場に焦点を当てる。
企業概要
社名：Lordstown Motors Corp
所在地：米国オハイオ州ローズタウン
創立：2018年11月
上場市場：NASDAQ
カテゴリ：Other
CEO：Daniel A. Ninivaggi
従業員数：320人
フリートカスタマーへの販売を目的とした小型電気トラックの開発と製造を目的として設立。
主な商品
エンデュアランス
「エンデュアランス」という名のピックアップトラックを展開。
サイズは「フォードF-150」とほぼ同じのフルサイズピックアップトラック。
エンデュアランスの価格は価格は5万2500ドル（約580万円）からで、ガソリン車のピックアップトラックとさほ変わらない。
100ドル（約1万1000円）で予約注文を受け付けている。すでに予約注文が5万台（すべて法人の予約注文）。
バッテリー・セルだけは外注
LGエナジーソリューションから提供されるバッテリーのサイズは109kwhのものを採用、最大航続距離は402km以上
部品点数が少ない
メンテナンス上、動く部品は少ない方が有利だ。大体ガソリンエンジン搭載のピックアップトラックは2,000点もの可動部品を使用する。
消耗は激しく、オイルなどのメンテナンスのコストもバカにならない。
その点EVのピックアップトラックは部品点数が極端に少ない。
ハブモーターを採用
ハブモーターは、ホイールのハブに組み込まれ、ホイールを直接駆動する電気モーターである。
ハブモーターを組み入れることにより効率よく無駄なエネルギーを使うことなく推進力に変換ができる。
すべてのエネルギー出力は、すぐに動くために直接車輪に送られる。
統合ソフトウェア
ミリ秒ごとに各ホイールを監視および調整を行い、効率を最適化すると同時に、バッテリーパックのパフォーマンスを監視。
個々に電子制御されているため、トラクション（駆動力）が強いうえ、クルマの構造がシンプルで壊れにくくなっている。
旧GM工場で生産
GMから購入したオハイオ州ローズタウンの工場で生産。
GMのローズタウン工場の居抜き
以前まではローズタウン工場で「シボレー・クルーズ」をゼネラル・モーターズが生産していたのだが、2019年に生産終了になりローズタウン工場も閉鎖を決定。
GMより工場全体を購入、生産設備もそのまま受け継いだのである。
敷地面積は620万平方フィートに及ぶ。
ローズタウン・モーターズCEO辞任？
予約注文を大幅に水増しして公表した疑惑や、財務状況悪化の責任のためにCEOが辞任を表明。
2021年6月13日、スティーブ・バーンズは当社の最高経営責任者および当社の取締役会を辞任。
生産に移行するには恐らく3～4年必要。
路上炎上事故
ミシガン州で行われた路上試験中に、LordstownEndurance電気ピックアップトラックのプロトタイプが発火。
2021年1月13日に住宅街の分割された4車線の高速道路に沿った路上にて車両の火災が発生。
LordstownMotorsの広報の声明
個々のテスト条件については一般的にコメントしません。
ただし、1月13日に、フルエンデュランスピックアップトラックではなく、開発ラバを使用したテスト中にイベントが発生したことを認めたいと思います。
誰もけがをしませんでした。
そして、私たちのすべてのテスト結果と同様に、私たちは素晴らしい製品を作成するためにそれを行います。
予約注文水増し疑惑
投資調査会社Hindenburg Researchのレポート
１０万台の予約注文は「ほとんどが架空」?
ローズタウンモーターズの財務
まとめ
- フルサイズで標準デザインのEVピックアップトラック「エンデュランス」を製造
- 価格は価格は5万2500ドル（約580万円）から
- 予約注文を大幅に水増しして公表した疑惑や、財務状況悪化の責任のためにCEOが辞任
- 生産に移行するには恐らく3～4年必要 ？
おわり
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