- マイホームの購入を検討している人
- マイホーム購入をせずに賃貸に住もうと考えている人
- 今後の住居について考えているいる人
に向けた記事になっています。ぜひ最後までご覧いただけたら幸いです。

社宅に住んでいる、土偶です。
社宅に住んではいますが期限付きであります。あと7年を切りました。
その後はマイホーム購入をしない方向で検討しています。
実家もあるわけでして、1世帯が2件も住居は必要無いだろうと言う考えであります。
持ち家と賃貸は、パフォーマンス的には大した差はないという指標が多く出ている昨今です。
それぞれのメリット
持ち家と賃貸のメリットはそれぞれありますが、古今東西このバトルは不滅ではあります。
持ち家のメリット
自分の家を持つことができること。この一点だけは譲れないと思います。
ローンを支払い終われば完全に自分の家になりますし、固定資産税やマンションの方は管理費等の出費以外は支払いは無し。
もちろん自分の所有物なので改築・増築・バリアフリー化・二世帯住宅化など好き勝手にカスタマイズができる点は大きなメリットになるのではないでしょうか?
一国一城の主になることが叶います、マイホームを手に入れた満足感と安心感でしょうか。
団体信用生命保険に加入で世帯主がいざという時にローン支払いが必要なくなる、死んだら借金チャラ制度。
賃貸住宅のメリット

住宅ローンを借りる必要が無いこと。融資を引いて給与からの返済を続けないといけない持ち家とは明らかな違いがあります。
固定資産税や各種保険、建物を維持するための費用や設備の修繕費なども基本的にかからないというメリットも多くあります。
隣人ガチャに悩んだ場合はすぐに引っ越せば解決です。
それぞれのデメリット

もちろんいいことがあれば悪い点も多くあります。
持ち家のデメリット
大きな買い物でありますので、一括はまずできないと思います。
そうなった場合金融機関からの借り入れを行う必要が出てきます。借金です。
何十年ローンか知りませんが、その間は毎月確実に返済の支払いが発生します。
長期的に住み続けていると家は必ず劣化して行きます、修繕や交換、リフォームの必要は絶対となります。
土地縛りも大きなデメリットではないでしょうか?
先祖代々の土地に住んでいるならいいのですが、地元以外の環境で土地を購入した場合はそう易易と引っ越しはできません。
転勤が発生した場合は、単身赴任は不可避です。
ローンの支払いが滞ることも起こりえます。
結婚してすぐに家を購入した家庭はよくいます、実際に私の職場の周囲にも何件かいます。

家族構成がまだ決まっていないのに、専有面積とか間取りとか何基準判断したんやろか?不思議でたまらない。
賃貸のデメリット

住んでいる限り家賃を払い続ける必要性は出てきます、レンタル料は必須です。また2年に一回更新料(家賃1か月分ぐらい)を支払う必要が出てきます。
どれだけ長くその賃貸に居住していても最終的には自分の所有物ではありません。
大家さんの持ちもです。
家族構成によっては引っ越しはしないといけない場合もあります。
そして自分の家ではないので自由に壁をブチ抜いてリフォームすることは不可です。
隣や上下階の住民とのコミュニケーションも必須と感じます、お互いに迷惑をかけないように気配りは大切です。
月々のローン返済額が家賃より安い

家賃を払っているのが勿体無い系、住宅ローンの月の返済額のほうが家賃よりも安い系の売り文句でハウスメーカーは営業しています。

家賃と住宅ローンの比較は営業トークの一つ
なんか知らないけど消費者側の大きな動機付けへと一人歩きとなってしまったwww
頭金を多めに入れることができる方は毎月の返済額を抑えられるかもしれません。
しかしフルローンやオーバーローンで融資を引いた場合は、今まで支払っていた家賃より高額な支払いになっていることもしばしば見受けられます。
元々の賃貸の家賃が安めの人(独身や夫婦二人暮らしで1LDKで4万とか)が好立地の戸建て物件をフルローンで購入した場合(月々8万プラスαプラス税金)は、間違いなく購入後の月々の住宅ローン返済額のほうが多く支払っているのです。
住宅購入後の方が家賃支払い時より金額が多い方が約60%と、半数以上のレポートも上がっているのです。
基本的に家を買う行為は不動産投資
家を買って儲かるかという、「不動産投資」の観点からいえば、新築一戸建ては買った瞬間含み損スタートとかなり厳しい状態から35年の旅が開始されるのです。
35年間債務を抱えた家庭財務で過ごさないといけない精神も耐え難いと思います。
しかも債務の支払い原資は債務者である持ち家の主の労働力のみです。自分の労働力しか商品が作れない勤め人にとっては厳しい経営環境でありますが、なぜか購入してしまうのです。
持ち家という不動産からは一切の収入がない特異な不動産投資であります。
一国一城の主の家族がその不動産の価値を生活するという条件で喰ってしまい、収入はゼロ。
年々その不動産の価値は下がる一方で、ローンの返済のあとに残る物件が支払い総額よりも高いなら大成功でありましょう。
しかし現実はぶっ壊れた、ボロ戸建てが残るのみ、上モノの価値はなく、土地代で売却することとなります。
たぶん取り壊し代が土地代から差っ引かれてwww
入り口は単純でも出口はキツイ
持ち家はほしい欲は大概の世帯ではあると思います、そしてハウスメーカーは大々的に広告を流して有名芸能人を起用したTVCMで購買意欲を掻き立てます。
投資の基本は、買った資産からどのくらいの「運用益」が得られるか、インカムが入るか?
と、最後に売却した場合にどのくらいの「売却益」が出るか、キャピタルが得られるか?
この総和が買った時の値段(投資額)に比べて高いか安いかで決定します。
住宅も同じく金額が高いものであるが故に、購入判断は投資の観点からも視てみるといいでしょう。
持ち家は資産なのか?

その不動産から自分に収益をもたらすことができているなら資産と言えます。
自らのポケットから返済しないと維持できない不動産は負債です。

ローンはまだまだ終わらないけど、自宅は資産だからなぁ。
こう言ってる人がたまにいますが、はっきり言って資産の意味を理解してないんだなと思います。

資産だったらローンの返済原資はその不動産から賄っているんだよね?
こんなことは聞けませんが、たぶん労働力の原資からの支払いのみだと推測されます。
400万や500万近い車、3500万とか4500万の注文住宅を個人で買う人がおられますが、
その支払い原資、返済原資は給与所得から全額賄ってるんすか? って聞いても
「?」
が返ってきます。
現金で買うも借金して買うのも本人の自由です。
負債?否、資産と思って買うのです。
何がいけないんすか!
— 土偶 (@doguu_portfolio) August 30, 2021
まとめ
- 持ち家はローンを支払い終われば完全に自分の家になる
- 賃貸は住宅ローンを借りる必要が無い
- 家賃を払っているのが勿体無い系、住宅ローンの月の返済額のほうが家賃よりも安い系の売り文句
- 住宅購入後の方が家賃支払い時より金額が多い方が約60%と、半数以上のレポートも上がっている
- 債務の支払い原資は債務者である持ち家の主の労働力のみ
- 不動産から自分に収益をもたらすことができているなら資産
おわり
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