- 資産運用型保険に加入しようと検討中の人
- なぜ資産運用と保険を別々で考える必要があるのか知りたい人
- 資産運用と保険を別々で考えるメリットを知りたい人
に向けた記事内容になっています。

保険は資産運用の商品も多くありますが、あまりメリットを感じていない土偶です。
はっきり言って資産運用と生命保険をゴチャ混ぜにした商品の透明性は全くないと感じています。資産運用をする目的と保険の存在を混同していないかと思います。
資産運用するために多くの手数料を保険屋に支払っている場合が多々あります。
資産運用型の保険とは
保険には万が一の保障(生命、自動車、火災、損害など)に加え、資産運用にも利用できる貯蓄型の保険も世の中には存在する。
いくつかの種類がある。簡単に説明すると、
終身保険
保障が一生続く保険。
葬儀代や相続税対策など、万が一何かあった時の備えとして加入が一般的。
養老保険
満期時に満期保険金を受け取れるタイプの保険。
死亡することがあれば死亡保険金を家族に届けることができる。
また、無事に満期まで過ごせれば満期保険金としてまとまったお金を受け取れる。
学資保険
子供の学費を用意するための保険。
「入学祝い金」や「満期学資金」といった名目でまとまった保険金を受け取れる。
個人年金保険
老後資金の準備に活用されることの多い貯蓄型保険。
10~15年かけて年金形式で保険金を受け取るか、払込終了後に一括で受け取れるか選択できる。
資産運用と保険を別々で考える意味とは

「保険が貯蓄代わりになる」「保険で資産運用ができる」というのは本当なのだろうか?
莫大な宣伝広告費、営業活動費などを賄う必要のある保険会社が、有利な運用をできると考えることの方が不自然極まりない。
数十年前ならば、貯蓄方法として保険が有利な時代ではあったのだろうが、今は違う。
予定利率は低いことを認識せよ
時代によっては、予定利率が5.5%という商品もあった。
支払った保険料に対して倍以上のお金が戻ってくる保険商品に近い感覚だ。
だが、2020年1月からは一時払い終身保険の標準利率が現行の0.25%からゼロになっている。

現在の0%の状況では返戻率(支払った保険料に対して戻ってくるお金の率)の意味なくねって思う。
費用やコストも含めれば、マイナスになってしまう商品も存在する。
解約返戻金は間違いなくマイナス
基本的に保険料の払込期間中にやむなく解約する事態になる場合は、
支払った保険料より戻ってくるお金(解約返戻金:保険を途中解約した場合に戻ってくるお金)は間違いなくマイナスになる。
自分のお金なのに、「返せ」って言ってもマイナスでしか返ってこない、マジウケる。
虎の子である月々の大切な貯蓄えお自由度の限界まで低い貯める(途中でやめたら元本割れw)の商品にブチ込むのは得策なのか?
インフレに弱い
物価上昇にともなってお金の価値は相対的に下がる。
しかし、保険の加入時の予定利率は最初から最後まで変わることをしない商品も多い。
世の中の金利が上がっても返戻金の額は変わらない現実。
低利率固定化…。
なぜ保険屋の手数料は高いのか
![[図表2]「万が一」の生命保険と「将来への蓄え」は別物と考える 出典:ライフネット生命資料を基に作成](https://gentosha-go.com/mwimgs/9/e/600/img_9ec2cdd6b94c2c72e09ffb540d958b8040548.jpg)
純保険料と付加保険料に二分される。
付加保険料が侮れない
国内の保険商品は、付加保険料は保険会社が自由に決めてよいことになっている。割合は完全にブラックボックス。
買ったその瞬間にマイナスからのスタートw
わかりづらく、種類も多い
投資信託の販売手数料は、高いファンドで2~3%程度、ノーロードと言われる無料のものも当然ある。
一方で、保険では払込保険料に対して5%もの「契約初期費用」というクレイジーな手数料を乗せてくる。
加えて、年率で3%近い保険関係費がかかると言われている。
更に、年金の支払いを受けている間も、年率1%の管理費用として抜かれる。

まとめ
- 資産運用にも利用できる貯蓄型の保険も世の中には存在
- 支払った保険料より戻ってくるお金(解約返戻金:保険を途中解約した場合に戻ってくるお金)は間違いなくマイナス
- 保険の加入時の予定利率は最初から最後まで変わることをしない商品
- クレイジーな手数料
終わり
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