- 外貨建てで積立保険を勧められてて、迷っている人
- そもそも外貨建て保険の簡単なシステムを知りたいという人
- なぜ保険商品で投資はNGなのかを知りたい人
に向けた記事内容になっています。

「将来の為に貯蓄だけでは心配」
「投資と言っても何を選べばいいのか分からない」
と言って窓口担当者の勧められるがまま外貨建て保険を購入していませんか?
土偶です。
中身をよく理解して加入しているなら別ではありますが。
外貨建て保険の仕組みを簡単に

一般的な生命保険は、日本円で保険料ほ支払い、不足の事態が発生した際に受け取る保険金も日本円で受ける。もちろん満期時の満期保険金なども日本円である。
外国通貨で支払い、受け取る
米ドル、ユーロ、豪ドルなどのものが販売されている。(保険会社によって異なる。)
なので、支払いや受け取りのタイミングで為替レートの影響を受けることは当然である。
なぜ外貨建て保険がトラブルになるのか
苦情、トラブル件数は年々増加傾向にある。
主に高齢者やその家族からの相談が多いようだ。外国為替相場により為替差損がおき、元本割れしたタイミングでトラブルが発生する。

お金が増える商品だと説明を受けたにどう言うこと?

元本保証の金融商品だと思い込んでいたのに…。
そもそも基本的な仕組み理解できない状態で加入しているケースが多いことが原因である。
手数料と為替差損

手数料がかなり高い
外貨建て保険商品は、それ以外の投資商品に比較して手数料が割高に設定されている。
購入時の販売手数料は、円建て保険や投資信託に比べて圧倒的に高い。
具体的には、投資信託はゼロ%から1%が妥当(1%はかなり割高)であるのに対して、外貨建て保険では6~8%程度(かなりクレイジーだ!)
窓口での販売担当者は一番利益率の高いこの「外貨建て保険商品」を売りたいわけである。
販売手数料は購入時に差し引かれるため、そのぶん払込保険料が少なくなる、途中解約して際は元本を大きく下回ったり、しかも解約手数料や違約金を請求してくる契約だったりと、もう良いことなんかないんじゃないかと思ってしまう。
為替変動リスク
保険の満期日の為替が購入日より「円高」になっている場合、損をするというリスクを理解できていない場合が多い。
購入時、解約時の為替に変動に大きく依存していると言うことを理解しておきたい。
外貨建て保険商品を預金と勘違いさせる販売方法

外貨建て保険商品を預金や貯蓄の方法と思い込んで契約する人も多いと聞く。
積立利率と利子
保険商品は「積立利率」で利率を運用するが、これを預金の「利子」と勘違いしている人が多い。
窓口担当者が混同するような説明をすることが原因のなっている。
「預金の利子と比べる」こと自体不可能である。
手数料も計算に加えよ
販売手数料などの手数料がかかるため、実際の利回りは提示されるような積立利率では計算は不可能である。
しかし。担当者は預金利子と比べたがる。
外貨建て保険と預金とでは根本的に商品としての特徴自体が異なっているので混同してはいけない。
保険と投資は別々に

貯蓄型保険は、本当にお得な商品なのかを自分で考えたことはあるのか?
貯蓄型保険は一挙両得のお得感
以前にも掲載しているのだが、日本の保険商品では、付加保険料は各社自由に決めてよいことになっている。(割合は完全ブラックボックス状態)
中身も知らず、運用利回りも知らず「祖父母も親も入っていたから」「周りも皆入っているから」という理由で加入していないだろうか?
「保険は万が一に備えるもの」であり、投資商品としてはあまり魅力的ではない。と言うか投資商品ではない。
投資したいなら純粋に投資商品を購入すれば良いだけの話である。
投資の基礎知識をつけて、保険と投資を併用である。
まとめ
- 支払いや受け取りのタイミングで為替レートの影響を受けることは当然
- 外国為替相場により為替差損がおき、元本割れしたタイミングでトラブルが発生
- 保険商品は「積立利率」で利率を運用するが、これを預金の「利子」と勘違いしている人が多い
- 「祖父母も親も入っていたから」「周りも皆入っているから」という理由で加入はNG
- 「保険は万が一に備えるもの」であり、投資商品ではない
終わり
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