【デジタルヘルスケア株】グッドアールエックス(GDRX)はデジタル処方箋で支払いを支援

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米国株個別銘柄
こんな人にオススメの記事内容になっています!
  • グッドアールエックスに関してどのような企業なのか知りたい人
  • グッドアールエックスの収益に関して知りたい人
  • 米国の薬の処方箋事情に関して興味のある人

に向けた記事になっています。

ぜひ最後までご覧いただけたら幸いです。

土偶
土偶

米国では医療費が国家の財務を逼迫している、国民も大きな負担を負っているいを聞きます、土偶です。

処方箋でも価格.com的な比較サイトを開発したのがグッドアールエックス。

一体どの様な仕組みになっているのでしょうか?

Yahoo!Financeより引用

グッドアールエックス・ホールディングスは米国の持株会社。

子会社を通じて、米国の医療消費者のためのデジタルヘルスケアプラットフォームを開発・運営する。

同社のアプリやウェブサイトを通じて、処方箋の価格比較やデータ情報、製薬メーカー向けの統合ソリューション、遠隔医療サービスを提供する。


企業概要

社名:GoodRx Holdings Inc

所在地:米国 カリフォルニア州 サンタモニカ

創立:2011年(元Facebook幹部2名を含む3人で起業)

上場市場:NASDAQ(2020年9月IPO)

カテゴリ:IT & Communications

CEO:

従業員数:478人

公式HP:www.goodrx.com

米国の処方薬の価格を追跡し、薬の割引のための無料の薬クーポンを提供する遠隔医療プラットフォーム。

また無料で使用できるWebサイトおよびモバイルアプリを運営するアメリカの医療会社である。

ウェブサイトには、月に約1,400万人も訪れる。

2017 グッドアールエックス(GDRX)は、国内の主要な処方薬会社とのパートナーシップを発表。

2019年 HeyDoctor買収でオンライン診療サービスに進出。

米国では、薬局によって値段が違う

薬局を探している通りの人のイラスト
出典:https://www.goodrx.com/

価格比較が簡単にできるGDRXのアプリが大いに活躍している。

通りの向かいにある薬局間で100ドル以上異なる場合が普通にある。

出典:https://investors.goodrx.com/
米国での薬の買い方

医師の処方箋が必要な処方薬(prescription drugs)と処方箋なしに薬局で購入できる市販薬(over the counter drugs、OTC)がある。

薬をどの薬局で購入するかは患者の自由であり、街のドラッグストアなどで買い求める。

米国の医療費は非常に高額で、マンハッタン区の医療費は同区外の2倍から3倍ともいわれて一般の初診料は150ドルから300ドル、専門医を受診すると200ドルから500ドル、入院した場合は室料だけで1日約2千ドルから3千ドル程度の請求。

出典:https://investors.goodrx.com/

米国では政府が薬価について製薬会社を規制できないことになり、製薬会社が自由に薬価を設定できる。

主な事業

処方薬のコスト削減について交渉、米国内の75,000を超える薬局での薬価の情報を取得。

そのことにより、価格を比較することが可能になった。

無料のGoodRxアプリで処方箋を最大80%節約

70,000以上の米国の薬局で、処方箋の最低現地価格を検索。

最寄りの薬局に出向き、GoodRxクーポンを使用。登録は必要はない。

GoodRxクーポンの例
出典:https://www.goodrx.com/

処方箋を最大80%節約できる、またアプリの使用料は無料である。

処方箋を受け取るときに、GoodRxアプリを薬剤師み提示するのみである。

heydoctor

20ドルの費用でオンラインで認定を受けた医師とチャットし、処方箋を提供し、薬を処方。

オンライン診療の分野にも進出。(TeladocやAmwellに類似)

GoodRxの収益基盤

主に広告および紹介料より収益を出している。

GDRXが薬局に客を連れてくると、手数料がGDRXに入る。

また手数料を与えているのは薬の元売と薬局を仲介しているPBMという団体である。

ユーザーが使えば使うほど儲かる仕組み化になっているのである。

出典:https://investors.goodrx.com/

四半期ごとのアクティブユーザーは確実に上昇を続けている。顧客の80%がリピート。

ライバルはAmazon Pharmacyか?

2020年11月17日にECのアマゾンが処方箋のネットで販売するサービスを展開。

Amazon Pharmacy とは

利用者はネットで服用履歴や健康状態、アレルギーの有無などの情報を入力して登録。

医師などから処方箋をアマゾンに送ってもらう。

スマートフォンなどで注文履歴や服用薬の情報を確認可能、アマゾンには薬剤師が常駐しており、ネットや電話で相談可能。

プライム会員には翌々日までに無料で配達する。ジェネリック医薬品(後発薬)で最大8割引き、先発薬で最大4割引きになる。

GDRXが提供しているのは、『処方箋を安く買える薬局の価格比較』であり、アマゾンが提供するのは『ネットで処方箋が買えるオンライン薬局』アマゾンで薬を買ったとして届くまでには数日かかる(最短2日)。

アマゾンのサービスでは、処方箋を即日手にいれることは不可能。

病気になったらネットでは直せない

現実問題、罹患してしまった場合はすぐに医院に受診するのが当然である。

昨今のオンライン受診でも限度はあり、医院→処方箋→薬局の流れは当分なくなることはないだろう。

GoodRxの財務

出典:https://investors.goodrx.com/

売上総利益率95%。

調整後のEBITDAマージン39%。

2019年から2020年の成長率は+48%。

2020年9月IPOにも関わらず、既に黒字化。売上と利益の両輪が安定して成長。

まとめ

処方箋の価格比較
  • 米国の処方薬の価格を追跡し、薬の割引のための無料の薬クーポンを提供する遠隔医療プラットフォーム
  • 無料で使用できるWebサイトおよびモバイルアプリを運営する
  • 処方薬のコスト削減について交渉、米国内の75,000を超える薬局での薬価の情報を取得
  • 処方箋の最低現地価格を検索
  • 処方箋を最大80%節約できる、またアプリの使用料は無料である
  • 2020年9月IPOにも関わらず、既に黒字化

おわり

土偶
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