【考察】嫌儲者は資本主義の犠牲者になってしまうのか?儲けて何が悪いんだ。

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fireに込める思い
こんな方にオススメです!
  • そもそも嫌儲者とは何か知りたい人
  • 資本主義で生き残るには、どうすればいいのかを考えている人
  • 儲けることに罪悪感を感じている人

に向けた記事内容になっています。

土偶
土偶

儲けることに何らかの「悪」を感じていないでしょうか?

お金を稼ぐことに関して、世間のイメージは何だか汚れている大人な感じを抱く人も多いようです。

これはメディアによる、「お金を稼ぐ」=「お金持ち」=「ベンツ乗ってそう」=「ガラ悪そう」=「悪事を働く」

勝手なイメージですね、時代劇でも定番の悪代官と越後屋的なシーンの定着も大いに関係していると感じます。

以前の記事にて村上氏の言葉として、儲けて何がいけないんですか?というのを紹介させて頂いた。下記にその際のリンクを貼っておくので合わせてご確認お願いします。

嫌儲者とは一体どんな人を指すのか

そもそも嫌儲[けんもう][けんちょ」とは、2ちゃんねる内の書き込みなどを営利目的で転用する行為を嫌うことや嫌う人々を指すインターネットスラングを指す。

そこから派生し、人が金儲けすること自体を嫌うことを意味する。

「他人が楽にお金を儲けることを嫌がる人々」全般を指すようにもなって来ている。

お金を稼ぐことが悪という風潮

日本社会に根付いている風潮、「お金を稼ぐ人は悪者ばっかじゃね?」というもの。

日本人のお金持ちは悪者じゃなかいか?という価値観に行き着く。

なぜお金持ちを悪という偏見が蔓延っているのであろうか。

日本の歴史背景に影響している

徳川幕府の政治体制

250年徳川政権を維持し続けることができた。

しかし、それは「質素倹約」を「美」とする時代

日本中の身分の低い農民や町人というのはお金がないこと(貧乏)が「美徳」という価値観が植え付けられていき、「貧乏は善」といった風潮が生まれた。

徳川時代の貧しさ故、善の意識が今尚日本人の価値観の奥底に根付いているのではないだろうか。

戦時中の戦費を賄うために奨励

出典:南京に入る日本軍 ©getty

日中戦争、第二次世界大戦と戦時下に突入していった日本政府は戦費を賄う為に昭和13年国民貯蓄奨励局を設立。

日本国民全員に貯金を奨励し、そのお金を使って戦費を賄うとした。

貯金奨励キャンペーンを政府主導で大々的に展開。

家は焼けても、貯金はやけぬ。勝つために国民貯蓄。などのスローガンが出された。

出典:https://cdn-ak.f.st-hatena.com/

戦時中のスローガン一部を掲載

  • 「兵隊さん有り難う 我等は貯蓄で 総攻撃」
  • 「ドンドン撃つには グングン貯蓄」
  • 「力一杯、貯蓄は2倍」
  • 「撃つんだ 勝つんだ 貯めるんだ」
  • 「勝つまで要るだけ 貯めるぞ貯蓄
  • 貯蓄は 兵器だ 弾丸だ」
  • 「家は焼けても 貯金は焼けぬ」
  • 「生活も戦いだ! ムダを省いて貯蓄しよう」
  • 「日本人なら、ぜいたくは出来ない筈だ!」
  • ぜいたくは敵だ!」

貯金とは、郵便局に預けるお金。

積極的なサービス拡充や、バックに政府がいるという安心感から、国民はこぞって「郵便局」にお金を預けるようになり、戦後には世界最大の預金残高を誇る金融機関になった。

強制的に国の指導のもと、貯金が行われ、「貯金は善」という価値観が刷り込まれた。

お金はコツコツと貯める

以上の徳川時代と戦時中での出来事から、お金はコツコツと貯めるものという意識が芽生えた。

貯金しない人は悪。

そういった風潮が今尚日本人の心にはあるようで、投資にお金を回すなんてもってのほかという極端なことになってしまったのだと思う。

お金は汗水垂らして稼ぐもの、楽して稼げない、そんな考えを今でも持つ続けているようではお金持ちにはなれないのだなと感じる。

参考間でに下記に日本人の投資に対する記事を載せておくので、合わせてご確認願いたい。

儲けることに罪悪感を感じる理由

自分がお金を儲けると、誰かが損をしているのではないかと錯覚してしまっている。

お金は無限に沸いてくるものではないから、自分が大金を手にすると、どこかの誰かが貧乏になるのではないかと思い躊躇してしまいます。

引用:Yahoo!知恵袋より

富は増えるのか

世界中の人々が「お金が欲しい」と思う。

各人がお互いに努力し、モノを生産し、サービスを提供する。

つまりは経済活動をすればするほど、世の中全体の価値ある品物・価値あるサービス・財産、つまり「富」は増えていく。

儲ければ儲けるほど世界が豊かになる

富の創生は稼ぐこと、儲けることに直結している。

お金を稼ぐことは自分のみが儲けることとしか考えていない状態では、いずれかは儲けることに罪悪感が芽生えてしまう。

貯蓄を永遠に続けていていては、何も生み出さない。

お金を儲けて、稼いで回すこと(投資等で)で世界の富の総数が増えることになる。

この資本主義社会で生き残るためには

ではこの資本主義である現代社会で生き残るためには何が必要になるのだろうか。

答えはもう出ていた

人的資本を使い労働市場で稼ぐ。

金融資本を使い金融市場で稼ぐ。

固定資本を使い、知的財産を使い事業資本からあらゆる市場にて稼ぐことが可能である。

さまざまな資本を組み合わせることで、画期的なアイデアが誕生し商品として付加価値値を生み出す。

お金・時間・資本

この3者を思うように使いこなすことこそが、資本主義社会を生き抜く上で欠かせないキーワードとなる。

バランスを考えるのではなく、これらのつながり、すなわちループを考えることが重要になる。

どのくらいのスピードでお金と時間を資本に投資すべきなのかは、本人の行く未来次第であり、そこは自己判断である。

まとめ

嫌儲は悪じゃない
  • 嫌儲とは、人が金儲けすること自体を嫌うこと
  • 日本社会に根付いている風潮、「お金を稼ぐ人は悪者ばっかじゃね?」というもの
  • 徳川時代と戦時中での出来事から、お金はコツコツと貯めるものという意識
  • 貯蓄を永遠に続けていていては、何も生み出さない
  • どのくらいのスピードでお金と時間を資本に投資すべきなのかは、自己判断

終わり

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