- 中国版ウーバーやリフト?否ロボタクシーを扱う最新の配車企業なんだと思っている人
- 中国最大級のユニコーン企業であると思っている人
- 今後の事業に注目している人
に向けた記事内容になっています。

昨今、多くの配車関連企業が起業発展を繰り返しています、土偶です。
さて、今回は滴滴出行に注目している方も多くいらっしゃると感じています。
一体この中国最大級のユニコーン企業である滴滴出行はどんな企業なんでしょうか?
ディディ・グローバルは中国の配車サービス企業。モバイルアプリを介し、タクシーや自家用車の配車、ライドシェア、自動車シェアなどのオンデマンド自動車サービスを提供。
また、モビリティエコシステム内のドライバー、乗客、パートナーに保険やクレジットローン、支払いソリューションなどのサービスも提供。
本社所在地は北京。
企業概要
社名:DiDi Global Inc(中国では「滴滴出行」と表記)
創立:2012年6月
上場市場:NYSE(ニューヨーク証券取引所)2021年6月30日上場
カテゴリー:工業
本社所在地:中国北京市
CEO:程維(チェンウェイ)創業者兼CEO (38歳)
従業員数:2016年5月時点で約5000人が勤務、平均年齢は26歳
ホームページ:https://www.didiglobal.com/
DiDiモビリティジャパン株式会社は中国・DiDi社の日本法人で、スマホ向けタクシー配車アプリ『DiDi』を運営
5億5000万人以上のユーザーと数千万人のドライバー
事業は多岐に渡っている。
- タクシーの手配
- 自家用車の手配
- ライドシェア
- 自転車シェアリングなどのアプリベースの交通サービス
- オンデマンド配送サービス
- 自動車の販売、リース、融資
- メンテナンス
- 車両運用、電気自動車の充電
- 自動車メーカーとの共同開発 などが挙げられる。
日本では2019年より、ソフトバンクとの合弁会社DiDiモビリティジャパンがサービスを開始。
配車サービスがメイン事業
DIDIはタクシーではなく、配車アプリ。
日本の携帯電話番号と、クレジットカードがあれば登録・利用ともに可能。
呼べる車のランクは5つ
順風車
ライドシェア(乗り合い)
サラリーマンが運転手をしていることもある
最も安い。
出租車
一般のタクシー
DiDi経由で他社のタクシーを呼ぶ
料金はタクシー会社のメータ次第
快車
DiDi専門のタクシー
通常快車と優良快車があり、優良だと料金は出租車よりやや割高である
礼燈専車
DiDi専門の高級タクシー
セダンだけでなく、6人乗りなども
料金はや通常快車の1.5倍程度、お水のサービスつき。
豪華車
DiDi専門の超高級タクシー
ベンツなど。料金も最も高く、通常快車の9~10倍
お水の他にお菓子もついてくる
日本人が行きそうな場所は通用する
中国国内の約400の都市で利用されているので、ほとんどどこでも利用することができる。
有名な「Grab」や「Uber」といった配車サービスは中国国内では使用できない。
DiDiモビリティジャパン

事前確定運賃を導入
配車アプリ等で入力された乗降車地の地図上の走行距離と推計所要時間等を踏まえてタクシー運賃を事前に算出。
タクシー運賃に関する不安がなくなり、タクシーが利用しやすくなる。
タクシーに「乗りたい」と「乗せたい」をアプリでマッチング。
AI(人工知能)を活用した高度な分析・予測テクノロジーで、タクシー配車の最適化を実現。
CEO 程維(チェンウェイ)と言う人物

1983年5月19日 38歳
江西省上饒市河口郡河口町の普通の家庭に生まれる。
北京化学技術大学で管理管理を専攻し、2004年に卒業。
保険販売で働いた後、フットセラピーショップのマネージャーを務めていた。
自分の仕事が面白くないことに気づき、約1年働いた後、アリババグループに転向し、アリババの店員になる。
通常の営業担当者から昇進し、AlipayのB2C事業部門の副部長になる。
2012年6月、ChengWeiはWuRuiおよびLiXiangとの取引を開始し、DidiDacheを設立。
7月には多くのタクシー会社と次々と契約を結び、北京の昌平にタクシーが200台しかない銀山路タクシー会社がディディタクシーに協力した最初の会社となった。
ライドシェア市場
新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 後、世界のライドシェア市場規模は、2020年の753億9000万米ドルから2021年には1,173億4000万米ドルに達する。
2020年から2021年までCAGR55.6%の成長が予測されている。
ただし、2021年は、COVID-19以前の予測と比較して2%の減少が見込まれている。
都市化の進展と自動車所有率の低下に伴う個人の移動手段の必要性が挙げられ、
インターネットやスマートフォンの普及率の高まりや、厳しいCO2削減目標がライドシェアリング市場の成長を牽引する見込みだ。


今後のDIDIの市場戦略としての武器は?
AIによる戦略的技術
需要予測とは、どの場所のどの時間にどれくらいの移動のニーズがあるかを推定するものだ。
利用者(乗客)からの配車リクエストとクルマの位置情報などのビッグデータから、機械学習に基づいてはじき出す。
どの乗車リクエストに対してどのクルマを向かわせるかを判断する「スマートスケジューリング」のアルゴリズムにもAIを使う。
当社が確保しているクルマ(運転者)という“使える資源”を十分に活用し、必要な場所・時間に最適なクルマを用意する。
これは、利用者と運転者の満足度を高めるだけでなく、都市の渋滞の解消も手助けできる。
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つまり、AIによる戦略的技術の改革が今後の鍵となりそうである。
自動運転に関してはどうなのか?
2030年までに100万台の自動運転車を導入する。
COO(最高執行責任者)のMeng Xing氏が香港のメディアが主催するオンライン会議に出席し、計画について説明した。
2030年までに世界における車両の移動距離の5%以上を占めるという予測。
DiDi Autonomous Driving Releases Recording of Five-Hour Road Test Without Disengagement in Shanghai
まとめ
- ディディ・グローバルは中国の配車サービス企業
- DiDiモビリティジャパン株式会社は中国・DiDi社の日本法人で、スマホ向けタクシー配車アプリ『DiDi』を運営
- DIDIはタクシーではなく、配車アプリ。日本の携帯電話番号と、クレジットカードがあれば登録・利用ともに可能
- タクシーに「乗りたい」と「乗せたい」をアプリでマッチング
- AI(人工知能)を活用した高度な分析・予測テクノロジーで、タクシー配車の最適化を実現
おわり
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