- 現代資本主義における市場の商品とは何かと考えている人
- 売れる売れないとどう判断していいのかと悩んでいる人
- 使用価値と交換価値の違いを知りたいと思っている人
に向けた記事になっています。
ぜひ最後までご覧いただけたら幸いです。

土偶です。現代の資本主義において、商品とは何かを具体的に考えたことはありますか?売れるモノしか市場には残りません。本当に必要モノってなんでしょうか?
自分の欲求を満たすモノが市場にない
現代の世界経済を見渡すと、市場にはありとあらゆるモノが溢れかえっています。
売れなさそうな商品も市場には出回っています。

こんな石誰が買うん?
こんなナイフ誰が買うん?
と言ったマジで買う人いるんの?と思う商品が多く出回っています。
特に中古市場は顕著に現れます。
こんな商品wってモノは意外と多いのです。
タピオカ店は今は昔
本当に必要なモノではないモノが市場に乱立します、それが資本主義社会なのです。
売れるから店を出す、商品を作ると言った過程が資本主義には有利に働くのであります。
2019年から一時ブームとなったタピオカドリンクは今や風前の灯火であります。
「タピる(=タピオカドリンクを飲む)」「タピ活(=タピオカを飲む活動)」という流行語が2018年から2019年にかけて流行りました。
「タピオカの聖地」と呼ばれるほど多くの店舗が出店した痕跡も各地で見受けられます。
流行るとそれに乗じてタピオカドリンク店を出店したくなる気持ちもわかりますが、今や閉店が相次いでいるのは寂しい限りであります。
タピオカ店に価値は何か
タピオカ店に並ぶことは、若年層にとっては一つのステータスだったとも分析できます。
使用価値は、ほとんどないタピオカドリンクになぜこれほどの時間とお金をつぎ込んだのでしょう?
交換すべき価値はタピオカドリンクそのものにあらず、流行な商品 ❝タピオカドリンク❞ を所有している、または有名店に並んでいる事実が価値になっていたのでしょう。きっと。
友達と一緒に行列に並んでいることがタピオカドリンクに秘めれれた真の価値と言えます。
売れそうなマスク
コロナウイルスが蔓延してマスクの需要が一気に高まりました。
家庭に備蓄していない人は慌てて薬局に購入しに向かったのではないでしょうか?
このマスク不足騒動でマスクの価格は一時大暴騰しました。
ってかどこにも売っていませんでしたw
更には内閣総理大臣から全国民に向けてマスクを贈与するといった現象まで発生するに至りました。
これは売れると思ったメーカー各種
ファッションブランド、スポーツメーカー、といった医療関係とか関係なくね?
といった様々なメーカーがマスク業界に参入してきました。
今度はマスク業界は飽和
これでは、もう売れない状態が続きます。
値段を下げないと売れません。
巷のドラッグストアでは叩き売り状態が続いていますw
内閣まで参加したマスク不足問題なのに叩き売りってwウケますw
使用価値とは有用性

水には私のの喉の乾きを潤す力があります。食べモノには空腹を満たす力があります。
マスクには感染を防止する力があります。タピオカドリンクにはインスタ映えする力があります。
商品にはその商品が持つ使用価値が備わっているのです。
この使用価値は資本主義社会が発展しうる以前の社会では商品を作る目的でした。
交換価値は何かと交換する価値
空気は無限に大気中に存在しますので、使用価値は限りなく無料になります、と言うかタダです。
でも人間は空気がないと行きていけませんので水中や宇宙空間ではかなりの価値になります。
ダイヤの使用価値と交換価値

ではダイヤモンドの使用価値はどうでしょうか?
小さなダイヤモンドはそれ自体には削ってナイフにしたり、火打ち石にはなりえません。
つまり使用価値は小さいです。
しかし値段は非常に高価です。
なぜでしょうか?
空気は人間の労働を介さずに入手が可能であるのに対して、ダイヤモンドは莫大な採掘コストがかかり研磨加工にも莫大な人件費がかかります。
なので交換価値は大きくなるのです。
値札は勝手に決めた表示
商品に付けられた値札はそれを販売して利益をあげようとしている人が勝手に付けた値段であります。
売れるかどうかと利益が残るかどうかの問題であり、儲けることが最優先で値段は決定されるのです。
肝心の使用価値に関してはどうだっていいのではないでしょうか?
マスクの使用価値はコロナが流行ろうが終息しようが、関係なく感染症拡大を防止するために存在しています。
人々の儲けのためにマスクの価格は大きく変動して、在庫は今や多く抱える店舗も少なくはありません。
人々は価値に振り回されている

私たちはモノの値段に大きく振り回されて生活をしています。
消費者は振り回されている
ある商品を求めて大行列を作ったり、大量に買い占めを行ったり、そのうちに在庫が大量に膨れ上がり価格が暴落したりと、右往左往しています。
資本家も振り回されている
メーカーや経営側も悠長なことは言えません。
タピオカドリンクの例をとっても売れるからと言って店舗を拡大したところで、タピオカブームが終焉したら只のタピオカの入った飲み物に過ぎない商品は見向きもされなくなってしまいます。
また、追従する他社も多く参入することになり、供給過多になり、これもマスク参入と似た減少になっってしまいます。
経営に困窮した経営陣は労働弱者から解雇を言い渡されることに繋がる展開です。
悪循環は途切れることはありません。
まとめ
- 本当に必要なモノではないモノが市場に乱立します、それが資本主義社会
- 商品にはその商品が持つ使用価値が備わっている
- 使用価値は資本主義社会が発展しうる以前の社会では商品を作る目的
- 現代資本主義社会は、肝心の使用価値に関してはどうだっていい
- 私たちはモノの値段に大きく振り回されて生活をしている
おわり

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