- 資本主義社会において商品とは一体どのような存在なのかと考えている人
- 商品有りきで見るこの世界は一体どう映るのであるかと思っている人
- 商品はお金を媒介して次の商品へと変貌していると感じている人
に向けた記事になっています。ぜひ最後までご覧いただけたら幸いです。

土偶です。
昨今の行き過ぎた資本主義社会に警鐘を鳴らす書籍が多く出版される時代になってきています。しかし資本主義社会の原点に回帰すると見えてくる事実には必ずと言っていいほどの現代に通づる商品に関する関心が詰め込まれています。
なぜ勤め人は豊かに慣れない仕組みなのか?
結論から言えば、勤め人は自分の労働力しか商品を持っていないからです。
勤め人の年収には限界があります。
年収2000万円は高い?
高給取りの勤め人でも高い企業に属していれば2000万円って方も多くいると思います。
でも日本の平均的な高給取りとして考えると1500万円ほどに推移しています。
税引前で1500万円だと、手取りで1040万円ほど。
月給に引き直すと125万円ほどになります。
どうでしょうか?月給125万円ってそもそも多いのかと疑問すら思えてきます。
経営者や投資家視点で見たら125万円で満足してんのか?と思っているに違いありません。
フリーランスのライターやプログラマーなどは収入が安定してはいないが、月給でいえば限界はありません。
青天井なのです。

青天井とは・・・
取り引きで、相場の上限のないこと や 取り引き相場が、際限なく値上がりを続けること
相場の天井が青空のように際限なく高く思われるような状況をたとえていわれたり、値幅制限が解除されて相場の天井がない状態のこと
無情にも給料から税金が天引きされている
国にとっては勤め人は税金の取りっぱぐれの無い素晴らしい人種であります。
なんと言っても企業が勝手に源泉徴収として税金を勤め人の懐に納める前に上納するので取りっぱぐれは無いのです。

そもそも勤め人がいくら税金を納めているかすらも「分からない」という人種は多く見られます。
つまり勤め人は納税はコントロール不可能です。我が国、日本という国は「給料(所得)に対して、税金をかける」仕組みを採用しており、累進課税で稼げば稼ぐほど税率は高くなる素晴らしい仕組みですw

では事業者や経営者の納税システムは?
単純です。
売り上げ ー 経費 = 残った金額が利益
その残った利益に対して税金がかかる仕組みになっています。
税金を多く支払いたくない場合は、経費をたくさん使って、利益を意図的に減らせば良いだけの話です。
なぜ会社経営者は外車に乗ってるのか?

この答えも簡単です。
「金持ち自慢」のために乗っていると思っているそこのあなた!
金持ち自慢のためには乗っていません。
外車購入費用は費用に計上されます。
経営者は経費を上手く利用して、車を買います。→減価償却とする。
人気のある外国の高級車は中古でもねだんは落ちません、むしろ値上がることすらある世界なのです。
次は売却して売上を作ることが可能になります。
勤め人は税引き後の金でマイカーを買う
なんと言うことでしょう。
勤め人は貴重な時間を労働時間に割り当てて稼いだお金から税金を取られた後の生活に必要な大切なお金で自家用車を新車で買っていることになるのです。

時間をかけれないと給料は頂けない
一日定められた時間は必ず勤務しないと所定の金額の給料はもらえないのが勤め人であります。
何と言っても勤め人が持っている商品は労働力だけなのですから。
勤め人の持つ所得は労働時間によってだけ生産されるのであります。
なので、ご主人さまの言うことに背くことはできませんw
豊かになれない最大の理由
ロバキヨも言っていたように、
貧乏になる人は自分の負債にお金を投資します。
住宅ローンや、自動車、ぜいたく品や旅行など、入ってくる収入がそのまま出ていってしまうのが貧乏人の特徴と明言しています。
税引き後のお金は大切に
見栄で新車を購入している友人はいませんか?
実用的でない車を勤め人の給料から購入しようとしていませんか?
自分の好きな物とは別の視点で商品を見ないといけませんね。
勤め人が商品を持てない理由
まずはやはり時間の面で会社に束縛されている点が大きいと思います。
時間はもちろんのこと、気力や精神力も削がれることは普通です。
帰宅後は特に何もしたく無いのが普通だと思います。
その分、会社は回復代として給料を支払っています。
そうなんです、会社から貰う給料は会社で受けたダメージの回復代しか支払われていません。
自分が贅沢する代金はほんの僅かしか含まれていません。
いくら高給取りになろうとも、回復代に多大なる出費がかかる(見栄代)ので高給取りは支出も多くなる傾向にあります。

高収入なのにお金持ちじゃない人、多い?
日常の消費すべてを「ワンランク上」乙w
この考えもかなりウケる内容であります。
イオンやイトーヨーカドーはやめて、成城石井か紀ノ国屋で買い物。
ユニクロやGUはやめて、ユナイテッドアローズに変えました的な発想。
この様な高級に依存してしまうと、不可逆的な状態になってしまい、もう今までみたいにイオンで買い物やユニクロの服が着れなくなってしまう高支出体系の恐ろしい末路に行き着いてしまいます。
ではお金の交換とは?
それと同等の価値のものと交換するという役割を果たしています。
交換機能と言われています。
交換機能

商品はお金に交換されないといけません。
交換してもいいよという人が登場しなければ、その商品に存在は無です。
お金は商品と交換が可能です。(当たり前w)
商品を持っていない勤め人は交換していいよと言われてご主人さまのところでしかお金を貰うことができません。
しかも貰える額は「明日も頑張ってね」と言われて回復代だけです。
これじゃ、勤め人は豊かになれませんね。
【商品を持つ】 これでしか勤め人は勤め人をやめることはできないのでしょう。
まとめ
・ 勤め人は自分の労働力しか商品を持っていない
・ 国にとっては勤め人は税金の取りっぱぐれの無い素晴らしい人種
・ 残った利益に対して税金がかかる仕組み
・ 勤め人の貰える額は「明日も頑張ってね」と言われて回復代だけ
おわり
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